新着情報 TOPICS

研修会

組合たより「DX時代における設計環境のあり方検討委員会」の開催状況報告

2022.12.26

 12/20(火)の13時30分より郡山市労働福祉会館で第3回DX委員会(略称)を開催しました。第1回及び第2回委員会は正副委員長及び顧問による協議・調整会議にとどめ、全体会に諮る議題等の調整を行ってきました。
 はじめに、これまでのDX委員会設立経緯ですが、理事会ではデジタルトランスフォーメーション(DX)の流れを受け3Dデータ(BIM)等の活用を前提とする未来の設計環境を探求することとしました。実務を中心に選定された7名の委員と顧問1名によるDX委員会では、BIMによるプレゼンテーションやプロポーザル提案への活用方策や課題を検討すること、併せてそのためのBIMソフトの選択について検討すること、さらには一定の方向性を示した上での実務研修会の開催、実施設計への反映や構造・建築設備との連携を図るための課題等を検討するとともに、自治体との協議の場で設計にBIMデータを用いる場合の仕様や設計委託料のあり方を検討するためのモデル事業の実施に向けた課題等を模索することとしています。 
 当日、開催された全体会議では、これまでの設立経緯や組合員のCAD/BIM使用機器等について事務局説明が行われた後、滑田委員長を中心に、DX導入目的の確認、組合として出来ることの確認、年次計画案等について意見交換しました。

 その結果、1つには、国・県の建築BIM活用に向けた現状を把握するための、自治体からの情報提供の場としての説明会の開催や懇談会の場の設定要望が出されました。併せて本件に関しては福島県建築士事務所協会との連携が必要との意見も出されました。2つには、一定の事業を継続して行うためのハード・ソフトの両面からの支援事業メニュー調査を行うこと、3つ目は、年次計画案についての提案です。R5年度はBIM操作研修会(技術習得レベルに応じ2グループ)を行うこと、DX委員会メンバー以外の組合員(所員レベル)との連携を図ること、R6年度はBIMでの設計を可能とする組合員(基本設計:10者、実施設計2者)を目指すこと、組合受託業務をBIM(モデル事業等)で納品すること、R7年度は広報・啓発に努めるとともに組合としての目標を共有すること、実務者レベルの組合員(所員中心)による青年部の設立を目指すことなどが提案されました。なお、組合員アンケートによるCAD/BIM使用機器では、アーキCAD:13者、Revit:3者、その他でした。
 今後は年度内に2回のDX委員会を開催して、次年度の事業計画案等を理事会に提案する予定です。

DX委員会委員名簿[PDF形式](36KB)