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研修会

組合たより「講演会:営繕行政について」の開催結果について

2022.6.7

 5/30(月)に福島市のウエディングエルティで今年度総会に先立ち福島県土木部次長(建築担当)大竹 健義氏による標記講演会を開催しました。
 当日は、組合アンケート調査(教育情報事業計画)でも要請のあった営繕行政の動向についてお話しいただきました。一つには、福島県が取組んでいる「福島県地球温暖化対策推進計画」にある「県民総ぐるみの省エネ対策の徹底」を図ることを目的に県有施設のZEB化の推進を行っていること、2019にはZEBモデル事業として須賀川土木事務所の整備を行ったこと、さらには現在、「ふくしまZEBガイドライン」を策定中であること等のお話をいただきました。併せて、脱炭素社会の実現に資すること等を目的として、公共建築物等における木材利用促進法の改正を受けて、「ふくしま県産材利用促進方針」の見直し改正を行い、公共建築物における率先的な木造化・木質化の推進を図ること、コスト・技術面で困難な場合を除き原則木造化を目指すこと等の説明がありました。

次に建築設計についてのお話をいただきました。一つは、「プロポーザルにおける「技術提案について」でした。このことについては、国交省大臣官房営繕部(H30.4.2付け事務連絡)「技術提案における視覚的表現の取扱いについて」を参考としているが、求められる評価テーマに対する考え方を文章にて表現することが基本ではあるものの、補足するイメージ図等の表現を認めていることについて、CAD、CG、BIM等によるツールを使用した表現を許容する方向で県及び審査会では認めていることが報告されました。ただし、イメージ図は評価テーマに関する文章表現を補完する目的であることから、文章表現されていることが原則となるとのことでした。このことについては、組合プロポーザルでも追従することになると思われます。また、「設計委託に関する総合評価」についても情報提供いただきました。評価テーマに対する記載例や業務計画の実施方針に対する評価項目や基準等について説明をいただきました。

「福島県の営繕行政について」講演
[PDF形式](4.3MB)