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伊達市「伊達・霊山総合支所改築基本設計業務委託」 プロポーザル審査会結果について

2023.8.31

 現在の伊達・霊山総合支所の2施設は、ともに昭和40~41年にかけて建設された施設で、老朽化が著しく耐震性や職場環境の改善など、早急な整備が待たれていた施設で、2支所共にW造平屋建て、床面積500㎡以下の整備を予定しています。
 プロポーザル方式で設計者を選定することした本施設は、8/25(金)に伊達市役所会議室で第一次審査会を開催しました。審査に先立ち11時からの審査委員会では浦部委員長の下で第一次審査の進め方について審議いただきました。
 はじめに応募のあった8者の技術提案書が失格要件に該当しないことを確認しました。次に、公開審査とすること、全応募者の提案評価を行うこと、評価は総合評価で行うこと、第二次審査対象者(ヒアリング要請者)を選定すること、選定は投票を参考に行うことなどを確認しました。
 引き続き、13時から第一次審査が行われました。審査員にはそれぞれの専門的立場から8者の提案書について意見をいただきました。利用者や施設管理する立場からの動線計画や維持管理、配置計画とアプローチ動線、待合ホールと執務室・多目的ホールの連携、相談者のプライバシーの確保、防災提案とコスト管理、両支所の特性等について意見が交わされました。
 その後、ヒアリング要請者の選定作業に入り、各審査員無記名で1人あたり3者の投票を行いました。その結果、5~3票を得た上位4者(受付番号①、④、⑥、⑧)をヒアリング要請者として選定しました。

 8/30(水)に伊達市霊山中央交流館研修室で第二次審査会が開催されました。審査に先立ち11時から二次審査の進め方等について審議いただきました。ヒアリングは1者25分(説明10分、質疑15分)で進めること、4者ヒアリング終了後、休憩の後、選定作業は投票結果を参考に意見交換を行うこと、必要に応じ再投票を行うこと、最優秀者及び優秀者を選定することを確認した。なお、前回同様、第二次審査も公開で行うこととなった。
 引き続き12時30分より第二次審査が行われました。プロジェクターを使っての提案者説明の後、第一次審査で意見交換が行われた点を中心にそれぞれの審査員の立場からの質疑応答が行われました。
 ヒアリング後の最優秀者等の選定作業では、審査員無記名で最優秀提案者1者(◎)及び優秀提案者1者(○)の投票を行いました。その結果、受付番号①(◎3票、○1票)、受付番号⑥(◎2票、○3票)、受付番号⑧(○1票)と上位2者に集中する結果となった。この結果を受け上位2者を最優秀提案者及び優秀提案者の対象とし、委員長裁定で再度、決戦投票を行うこととした。その結果、3票を獲得した受付番号①:(株)邑建築事務所を最優秀提案者に、2票を獲得した受付番号⑥:ボーダレス・桂設計共同体を優秀提案者に選定しました。

 なお、審査員は次の5名です。審査委員長:浦部 智義氏(日本大学工学部:教授)、審査員:市岡 綾子氏(日本大学工学部:専任講師)、佐藤 弘一氏(伊達市:副市長)、八巻 正広氏(伊達市:未来政策部長)、平子 恵俊氏(福島県建築設計協同組合:顧問)。